新年を無事迎え、ミナミのBarへの挨拶回りが終わった頃、体がだるく吐き気が2日程続いた。風邪でも引いたかなと思っていたけど2日間吐き気が治まらなかったことが気にもなったので掛かりつけの医者に行った。胃腸薬でももらってよく寝たら直るだろうと思っていたら、念のためにと受けた血液検査で急性肝炎の疑いがあることがわかった。本人は自覚症状もなく、それほど重症とは思ってないのだけど結果を見て先生のほうが驚いて、
"病院に依頼して病室を確保してもらったから、この紹介状を持ってすぐに病院へ行け!"
と言われ、隣にある県立奈良病院へ行く。
外来受付へ行くとすぐに検査が始まり、終了後そのまま拉致監禁されるように病室へ連れて行かれた。そしてその日から人生初の入院生活が始まった。
といっても手術をするわけではない。栄養を取って安静にしている。これが急性肝炎の治療法とのこと。投薬も行われず、毎日朝夕のブドウ糖の点滴。担当医の先生から言われたことは三度の食事をきっちり食べること、極力動かないことの2点。
最初の2週間は基本的には病室から出てはいけない安静レベルでトイレは一応許可してもらったが入浴もできない。そして肝臓の状態を見るために大嫌いな血液検査を毎日受ける。土日も関係なく、毎朝7時に採血された。
できることといったら本を読む、DVDを観る、音楽を聴くぐらい。病院なのでインターネットもできず、いかに日常生活が快適かということを思い知らされた。
そして人生初の3週間と3日のノーアルコールの日々。幸いにも禁断症状も出ず・・・当たり前か。ちなみに私の肝炎はウィルス性で決して酒が原因ではない。
しかしこの期間は自分の生活を振り返るいい時間でもあった。確かに最近ちょっと飲み過ぎかなと思っていて、年明けから少し減酒をしようとした矢先の肝炎での入院は酒神バッカスの忠告なのかなとも思う。それなりの年齢なんだからもうちょっと肝臓をいたわってあげないとだめかな、と思いながらも退院した日は自宅でお祝いのエビスビールを飲んだ。
久しぶりに飲んだビールは初めて飲んだ時のようにめちゃくちゃ苦かった。そしてよくこんな強い酒を飲んでいたなと思ったモルトウィスキー。入院生活はウィスキーを二杯も飲めばもう十分という体に変えてくれていた・・・これは良いのか悪いのか・・・
どちらにせよ、健康というものがどれほど有難いものかを考えさせてくれた非常に意味のあった3週間と3日だった。
今年は心を入れ替えてお酒は大事に飲もうと思う今日この頃。ドリンカーの皆さんも肝臓をいたわりましょう。
Slainte!
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