一酒一会

アルプスに響け、カチャーシの調べ

夏の甲子園が終わった。今年は好ゲームの連続で思わず見入ってしまうこともしばしば。そして球史に残る決勝戦。両方とも優勝でええんちゃうのと思わせる内容だった。

昼間にこれだけの好ゲームを見せられて、夜にくだらないプロ野球なんて誰が見るのだろうか。バファローズが消滅するときに少しはよくなるのかなと微かに期待したが・・・衰退の一途をたどる。光を失った巨人に未だに縋り付こうとするセ・リーグ。訳のわからん合併、分割を行って2チームが共倒れになっているパ・リーグ。まぁ、崩壊も時間の問題だろう。

バファローズが消滅してから野球にはほとんど興味がなくなっていた。しかし今年は久しぶりに野球で興奮したように思う。そのきっかけは何といっても八重山商工だ。春の選抜に初めて石垣島からやってきた若き"やいまんちゅ"達は夏に忘れ物を取りに甲子園に帰ってきた。ベスト8突破はならなかったが野球ファンの印象に残ったチームの1つだろう。試合もさることながら、いつも超満員のアルプススタンドからは吹奏楽の"はいさい おじさん"の曲にのせて指笛の音色が響く。思わず石垣島での宴会を思い出した。元々ノリのいい民族だからお祭りとなると団結力はすごいものがある。

ちなみに"はいさいおじさん"の歌いだしの歌詞を大阪弁に訳すと、

"まいど、おっちゃん。夕べの三合瓶(泡盛)残ってる?残ってたら俺に飲ませてくれや。"
"何ゆーてんねん!三合瓶なんかすぐに空くやろが。残ってるわけないっちゅうねん。"

というようなおっちゃんと若者(ひょっとして子供?)の会話になる。高校野球の応援にふさわしいかは・・・まぁ、いくら頭の固い"やまと"のオジー達でもクレームをつけんだろうが。

来春、でいごの花が咲き、海に風廻(カジマーイ)が吹く頃、"やいまんちゅ"達は帰ってくるだろうか。次回は彼らの試合を見に久しぶりに球場へ行くとしよう。手には"八重泉"の三合瓶をぶら提げて。

Slainte!

( Aug 2006 )

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