一酒一会

消えるBritish Pubの紫煙

お酒を飲む時の友として必ず出てくるのがタバコだ。最近は"ちょい不良オヤジ"の必須アイテムとしてモルトウィスキーとシガーが雑誌に紹介されていることが多い。昨今、喫煙に関しては風当たりの強い風潮があり、愛好家は辛い日々だろうが吸わない者からすればタバコは迷惑この上ないものだ。

そんな中、タバコの煙が一番似合いそうなEnglandのPubでの喫煙を禁止する法律が採択された。Irelandでは昨年から施行されていたし、今年の3月からScotlandも公共スペースの屋内での喫煙は禁止となっている。

昨年9月に英国を訪れた時はLondonのレストランは外のテラス席は喫煙可能だったが屋内はすべて禁煙というのが多かったし、Pubでは"No Smorking at the bar"の文字をよく見かけたことを考えるとある程度、わかっていたんだろう。
来月のScotland TourのPub巡りはとても快適だ。

吸わないものにとってタバコの煙は迷惑以外の何者でもない。特に紙巻タバコが迷惑だ。置きタバコなんか横でされると何もかもぶち壊しになる。せっかくのおいしいモルトウィスキーも一人の無神経な喫煙者のせいでぶち壊しになる。個人的にはパイプの煙が一番やさしいと思う。ダイビングをやめたらパイプに請ってみようかなと思っているが。

ここ数年、世界的に喫煙は悪く見られる。現在増税しても文句が出ないのはタバコだけだ。先日の税制改革で小泉首相もタバコの税金は高くてもかまわないとの見解を示した。

ここまでいじめられるのは1つには喫煙者の非常識さがあるのだろう。朝のラッシュ時の歩きタバコや昼食時の無神経な喫煙は制限されて仕方ないのかなと思う。灰皿があるから吸ってもいいのではなく、周りの状況を判断できないとますます吸える場所が減ることを気づいていない。

ごく稀ににBarで隣になった喫煙者から
"タバコ吸ってもいいですか?"
と尋ねられることがある。一見気遣っているように見えるが誰も断られるなんて思っていない。

こういうとき、私は
"どうぞ。私は吸いませんが"と答える。これで吸うのをやめた人は全くいない。所詮喫煙者の気遣いなんてこの程度のものだ。自己満足以外の何者でもない。

でも今度、"迷惑だからやめていただけますか"と言ってみよう。どんな顔をするのだろうか。

Slainte!

( Apr 2006 )

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