ヨタヨタしていたツバメの飛び方もだんだんとスムーズになり、巣立ちも近いように思える。そろそろ暑さも本格的になりそうだ。暑くなってくるとビールが恋しくなる。ビールは一年中おいしいんだけどやはり夏のビールは格別なものがある。酒飲みにとってビールは夏の季語といってもいい。
ビールを飲む場所としてはやはり英国のPubが一番いい。雰囲気、メニューの数、値段など、どれをとっても一番だと思う。何せ午前11時頃〜午後11時頃まで営業しているのでいつでも飲めるのがありがたい。フードメニューも充実している(味は好みの問題だが・・・)。
日本にパブの名乗る店はいくつかあるが本場には程遠い。値段はしょうがないにしても、どの店へ行っても決まりきったビールメニューだし、営業時間も夜が中心だ。
日本ではPubで飲む英国ビールは"生ぬるい"という表現がされるが、これは間違い。正しくは"冷やしていない"。地下にある樽からポンプで汲み上げるため、室温よりは低いと思う。ちょうど赤ワインを飲む時のようなものだ。真夏の水道水じゃないんだから、どんな酒であっても"生ぬるい"のは飲めたものではない。
逆に外国人から見ると、日本のビールは冷えすぎているそうだ。"風邪をひいている"と言ったドイツ人がいたとか。しかし夏に限るとこの"冷えすぎたビール"は適温だ。熱帯に近い気候の中、スーツにネクタイスタイルで仕事をして、その後に飲む冷えすぎたビールは気候には合っている。日本ではビールは味よりもまず喉越しだろう。そんな理由で日本のビールは炭酸がきついのかもしれない。アサヒのビールが一番飲まれているのもそれが理由だろう。私はちょっと苦手だが。
今年は本業が忙しくて、春にScotlandへ行くことができなかったのでPubでおいしいAleが飲めなかった。日本で何とかならないものかとインターネットで調べてみると意外と英国ビールを扱っている店は多かった。とはいえ、関東方面の酒屋がほとんどなので送料などのコストが高くついてしまう。しかし、久々に飲みたいという、酒飲みの欲求には逆らえなかった。どうせならあのパイントグラスで飲みたいものだと思って調べると、こちらも手に入る。インターネットというのは便利なものだ。
で、やってきたのがこのビールとグラス。休日の昼下がり、自宅で少しはPub気分が味わえる。いつもの空間でいつもと違うビールを飲むのはなかなか・・・なんだけど、やはり英国のPubでAleが最高の組み合わせというのを再認識してしまう。
しかし今年のScotland行きをあきらめたわけではない。酒神や天使達はほんの少しだけチャンスの扉を開けてくれている。それをこじ開けるのは自分自身だ。おいしいAleを飲むためにがんばるとしよう。
でも家で飲むBritish Aleも悪くはない。しばらくは続けてみよう。
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