ようやく春になった。しかしながら私としては一番憂鬱な季節だ。そう、この時期は目が痒くなったり鼻が詰まったりと花粉症の症状が出る。子供の頃から目が痒くなったことは覚えているので、花粉症は随分前からあったことになる。
あまり薬が好きではないので目薬をさす程度しかしない。後は自然に任せるのみだ。
しかし何といっても困るのが鼻が詰まって香りがわからないと酒のおいしさが半減するし、アルコールが入ると更に鼻づまりがひどくなる。お酒を飲むのが大変な季節でもある。ならば飲まなければいいのにと思うがそういう発想はなかなか出てこないところが酒飲みの悲しいところか・・・。
毎年のように今年の花粉の量は過去最高とニュースで伝えている。そんな事を聞いただけで、何か目がむず痒くなってくる。朝の天気予報で花粉情報なんか流さなければいいのにと思う。近畿一円、真っ赤になっていたらそれだけで1日が憂鬱になる。
森林業界も花粉症対策として、花粉の飛ばない杉の木を開発したという。しかし今年から植林したところで効果が出るのが30年後。その頃になれば人間も少しは抵抗力が出来てるんとちゃうの。今植わっている木を何とかせーよなぁ。そもそも林業拡大政策は国の方針だったわけであって、この時期に植えられたスギの木が現在の諸悪の根源となっている。だいたいにして需要がなくなったからといって植えた木をほったらかしにするのは無責任すぎる。郵政だけでなく林業の構造改革も進めてもらわんとこまりまっせ。
日本で花粉症が全くない地域は沖縄だけだ。この時期は花粉症を避けて沖縄へ疎開などという優雅な生活をしたいものだ。どうせなら愛する石垣島がいいなと思っていたら、そんなツアーがあった。JTA主催の石垣島スギ花粉症モニターツアー。完全自由行動のフリーツアーで1週間程滞在して症状がどうであったかのアンケートに答える。でも花粉症だけでなく、石垣へ行けばストレスからくる病気はすべて治りそうな気がする。事実、私が石垣に滞在している間はすこぶる体調がいい。船酔いを除けば・・・。
そしてこの素晴らしい島は花粉症に効く泡盛まで生み出した。今、話題になっている"請福ファンシー5年古酒35度"である。最初は単に、飲んだ人が症状が軽くなったかな?と思う程度だったらしいが、呉羽化学工業がこの泡盛で数年に渡り、花粉症の研究を行ってきた。その結果、効果ありとの答えを出して特許出願を行ったとのことだ。
ということは、石垣島へ行って泡盛を飲めば花粉症がよくなるということだ。素晴らしい! 石垣島への疎開を真剣に考えてみようか。しかしこの泡盛が効果があるというだけで、具体的にどの成分が効くのかは明らかになっていない。造り手に聞いても特別なことはしていないとのことらしい。泡盛に限らず、蒸留酒の熟成工程はほとんど解明されていないらしい。
もっとも個人的には解明する必要はないと思う。もし、解明されて人工的に熟成された成分が合成されたウィスキーが出来たならば、私はウィスキーを飲むのをやめるだろう。酒は神が与えてくれた究極の飲み物だ。自然が作り出す味わいを楽しまないと意味はない。この科学の進んだ世の中に、10年経ってみないとわからないというような世界があってもいいのではないだろうか。
Slainte!



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