12月初旬に仕事の関係で久しぶりに東京へ行った。4年ぶりぐらいだろうか。東京は有名なBarが多くあるので仕事の後が楽しみだ。
宿泊は仕事の都合で西新宿だったが、池袋の"Quercus Bar"へ行った。こちらは以前訪れた"もるとや"で働いていた渡辺氏が3年程前に独立して開業したBarだ。渡辺氏と話していると、氏のモルト好きな心が感じ取られ、以前は東京へ行くたびに"もるとや"に行ったものだ(といっても年に1度ぐらいだったが)。
と同時に、もう1つの目的があった。2001年10月に初めてScotlandを訪れたときにDufftownで出会った吉越氏の連絡先を知りたかったからだ。というのもDufftownのPubでいろいろと話をした中で渡辺氏の新しい店が話題に上り、よく知っているというのを覚えていたからだ。吉越氏にはいろいろと世話になり、残念ながら車のトラブルでCraigellachieで電話での別れになってしまった。その時のお礼に蒸留所の写真を送ると約束したまま、まだ果たせないでいた。
渡辺氏に尋ねると、意外にあっさりと連絡先がわかった。今年の9月に北沢に"Carlisle"というBarを開店したとのことだった。さっそく連絡を取って頂いて、約3年ぶりに交わした声はCraigellachieと変わっていなかった。って当たり前か。
"新宿からそう遠くないので今からでも行けますよ。"
と渡辺氏は言っていたが、東京の初めての場所に夜行くということは、奈良の田舎者にとっては英語が喋れないのに一人でScotland行くより大変なのかも知れない。
"今日はここで飲みたいから、次にします。"
とは半分は照れ隠しの言い訳だった。
しかし、その夜のモルトは格別の味わいだった。久しぶりに訪れた東京のBarでScotlandの旧友に再会し(電話だけだけど)、マスターとモルト談義に花を咲かす。酒が巡り合わせた出会い、これぞバッカスのお導きというものだろう。
ちなみにその日は朝からひどい下痢だった。Barへ行くのを止めようかと思ったほどだった。しかし、4杯のモルトを飲んだ翌朝、下痢は止まっていた。Scotchにはなくてはならないピートだが、それによるスモーキーフレーバーはヨードやクレオソートと表現される。香りのみならず成分も入っているのだろうか。
これからは下痢をしたら、正露丸の代わりにIslay Maltのフルコースを試してみよう。
Slainte!
Copyright (C) 2001-2005 バッカス石垣 All rights reserved