ブレンデッドウィスキーは複数のモルトとグレーンをブレンドしている。
そのレシピは責任者であるブレンダーが決定している。シングルモルトが自然の作りあげた芸術品ならば、
ブレンデッドウィスキーは人間の作りあげた芸術品である。
モルトを楽しむとき、どのブレンデッドウィスキーに使用されているのかを追求し、比較するのも興味深いものである。
Dewar's
Johnnie Walkerと共にBig5の一つで、1860年代後半に初めて瓶詰めウィスキーを売り出し、スコッチウィスキーの発展に大きく貢献した。
ラベルに描かれているHighlanderが印象的。
Aberfeldy
まろやかで飲みやすく、ナッツやフルーツの風味が感じられるSouth Highlandを代表するモルト。 Dewar'sの原酒を確保するために1896年に建設された。
Aultmore
熟したリンゴのような香りのする軽くてドライな飲み口のモルト。
Craigellachie
River Speyを見下ろす位置にある蒸留所はWhite Horseの創設者によって設立された。
素朴な味わいのするモルト。
Glenkinchie
Lowlandを代表するモルトで軽く、ドライな味わい。
大型のポットスティルで2回の蒸留を行う。
Glen Ord
まろやかで麦の甘さも感じられ、ピートの風味やスパイシーさも楽しめる。North Highlandを代表する銘酒。
The Famous Grouse
ウィスキーの故郷、スコットランドで一番売れているブランドで雷鳥のラベルが印象的。
クセがなく、飲みやすいにもかかわらずしっかりとしたボディがあり、水やソーダで割るのはもちろんロックやストレートでも大変おいしい。
スタンダードクラスのスコッチでは珍しく、7年以上の長期熟成のモルトをブレンドしている。
数年前からプレミアムクラスが発売され、さらにまろやかな味わいが楽しめる。
The Famous Grouse Official Site
Glenrothes
Speysideらしい華やかでフルーティな香りのモルト。非常にバランスがよく、フィニッシュは少しドライに変化する。
Highland Park
スコットランドの北部 Orkney にある世界最北に位置する蒸留所。 島に生えているヘザーの香りがするといわれている。 口当たりがよく、まろやかでかすかな塩辛さもあり、非常に楽しめる
Tamdhu
非常になめらかで麦芽の甘味があり、デザートのようなモルト。サラディンタイプのモルティングを行っている。
Glengoyne
麦芽の乾燥にピートをまったく使用しない、ソフトでなめらかなモルト。HighlandとLowlandの境界線上に位置する。
Bunnahabhain
Islayの中では一番おとなしいモルトで船乗りのボトルが印象的。ハイランドモルトのような華やかさとキレがある。
Johnnie Walker
世界で一番売れているのがジョニーウォーカー赤ラベル。
スコッチウィスキー創生期からのブランドでBig5の一つ。
トレードマークであるいかにも英国らしい紳士 "Striding Man" と共に長年愛されている。
マイルドタイプ全盛の中、スモーキーフレーバーの強い飲み応えのあるウィスキー。
Cardhu
軽やかで口当たりがいい、SpeySideを代表するモルト。 メインモルトとしてJohnnie Walkerを支えている。
Dailuaine
口当たりは甘く、徐々にドライでスパイシーな味わいが楽しめるシェリー樽熟成タイプのモルト。
Talisker
「舌の上で爆発する」ような印象を受ける超個性的なモルト。
Clynelish
なめらかでコクがあり、かすかに海の風味を感じさせるNorthHighlandの銘酒。 ゴールドラベルのメインモルトとして使用されている。
Royal Lochnagar
まろやかでバランスがよく、かすかにハーブのような香りがするEastHighlandを代表するモルト。 ブルーラベルのメインモルトとして使用されている。
Ballantine's
スコッチのみならず、高級ウィスキーの代名詞であったBallantine's。 甘く華やかな香りと口当たりの良さは素晴らしい。 いろいろな銘柄が発売されているがそれぞれに固有のレシピがあり、 厳選されたモルト数十種類とグレーン数種類がブレンドされている。 メインとなっているのが「Ballantine'sの魔法の7柱」といわれる7種類のモルトである。
Ballantine's Official Site (Suntory)
Allied Domecq Official Site
Miltonduff
華やかな香りと口当たりの良さはさすがと思わせるSpeySideを代表するモルト。 古くからメインモルトとしてBallantine'sを支えてきた。
Pulteney
Highland北部にある蒸留所。潮の香り、海藻をイメージさせるスモーキーなキャラクターは Islands を連想させる。
Balblair
甘い香りとなめらかな飲み口、そして軽めのピートの味が特徴のモルト。
Scapa
フルーティな香りと口当たりの良さは思わず Speyside と思ってしまう。 麦芽の乾燥にはピートを全く使用しないが、仕込み水にピートが溶け込んでいるためにフィニッシュにその味わいが残る。
Glenburgie
バニラやレーズンを思わせる香りのモルト。フィニッシュはスパイシー。 ほとんどがブレンド用のためにオフィシャルボトルは発売されていない。
Glencadam
クリーミーで甘口のモルト。柑橘系の香りがする。 こちらもオフィシャルボトルは発売されていない。
Ardbeg
Islayの中でもスモーキーでピートの味わいが非常に強い。香りも強烈。




